CASE STUDY

導入事例

日本歯科大学病院

歯科大学病院でのNOBORIの活用

日本歯科大学附属病院 総合診療科 科長 横澤茂先生

日本歯科大学附属病院
総合診療科 科長

横澤茂先生

NOBORI導入を検討された経緯を教えてください。

2010年からテクマトリックス社のPACSを導入していましたが、更新時にテクマトリックスからNOBORIへの切替えを提案されました。元々オンプレミスサーバでの運用では大きなトラブルもなく利用できていたため、詳細な話しを聞くまではNOBORIにするかは決め兼ねている状況でした。

まず、NOBORI-CUBEのコンパクトさに注目しました。当院では、PACS更新後に電子カルテシステムの更新も控えており、サーバー室のスペースをどの様に確保するかを悩んでいました。NOBORI-CUBEは通常のPCよりもコンパクトで、当院の画像発生容量であれば4台構成になると聞き、スペースの問題は解消できると考えました。

また、当院ではデータ消失の対応策として画像データの2重管理を行っておりましたが、NOBORIでは必ず東西のデータセンターでそれぞれ2重管理、つまり4重管理を行う仕組みのため、更にデータ消失のリスクを軽減できることが分かりました。両データセンターは離れた位置に存在するため広域災害対策にもなり、より安心してデータの管理を任せられることもNOBORIにするメリットだと感じました。

サーバーラックと対比とさせると省スペースであることがよく分かる

他にもNOBORIを採用する上で重要視したことがあれば教えてください。

前述の理由以外にもNOBORI-CUBEでは、耐熱性・耐障害性に優れているため、管理者の負担が軽減できることも魅力に感じていました。しかし、それらNOBORIにするメリットも費用が高額になるようであれば再考する必要があり、オンプレミスサーバを更新した際の費用と比較することにしました。結果的にNOBORIで更新する方が金額的にも抑えられることが分かり、NOBORIを採用することを決めました。

アプリケーションの使い勝手は如何ですか?

パノラマレントゲンや10-14枚法など歯科特有の撮影方法のため、一般的な医科用Viewerでは最適なレイアウト表示を行うことが困難です。その点、テクマトリックスのViewerでは標準パッケージとして歯科の特殊画像表示に対応しています。マッピングソフトから送られた歯式情報を基にViewer側で自動レイアウトされるので、手間なく最適な表示がされます。そのため、専用のワークステーションなどは使用していません。

不均等割りレイアウト/歯式に応じた自動レイアウト

システム構築で苦労された点はありますか?

当院は歯科だけでなく一般診療も行っています。そのため、オーダリングシステムは歯科と医科で異なり、併用した運用が可能でなければいけません。当院ではRISシステムも導入しており、下図のように異なるシステムから同様の通信電文にてオーダ受信と実施情報の送信を行っています。

電子カルテシステムとの連携概要図

口腔リハビリテーション多摩クリニックについて教えてください。

口腔リハビリテーション多摩クリニックでは、地域の医療、介護、福祉関係者の皆様と連携をもとに、くちのリハビリテーションの拠点として活動しています。

もともと両施設はVPNで繋がっていましたが、今回の日本歯科大学附属病院のNOBORI更新に伴い、双方の検査リストをViewer上のタブで切替えられるようにしてもらいました。それにより、読影の依頼も非常にし易くなりました。

日本歯科大学病院

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